トイレが近い・夜間頻尿 ~「年齢のせい」で片づけない~
前回は、泌尿器科が実は「オシッコを出す」という生命活動に欠かせない行為であり、皆さんの日々の生活の質(QOL)を支える、とても身近な診療科である、というお話をしました。今回は、当院の外来を訪れる患者さんの中で、男女問わず最も多いお悩みの一つである「頻尿(ひんにょう)・夜間頻尿」について詳しくお話しします。
「最近、夜中に何度も目が覚めてぐっすり眠れない」「旅行に行ってもトイレの場所ばかり気になって楽しめない」……。そんな悩みを抱えながらも、「もう年だから仕方ない」「周りもみんなそう言っているし」と諦めてはいませんか? 実は、その悩みには必ず理由があり、そして改善できる方法があります。
「トイレが近い」という症状の裏には、実はさまざまな原因が複雑に絡み合っています。大きく分けると、以下の3つのパターンが考えられます。
このように、原因が違えば対処法も全く異なります。「頻尿だから、この治療・この薬」と簡単に済むものではありません。
トイレが近いことを気にするあまり、多くの方が真っ先に行うのが、「極端な水分制限」です。しかし、実はその一方で「健康のために」と過剰に水分を摂りすぎているケースも非常に多く見受けられます。水分摂取には、まさに「ちょうど良い加減」があるのです。
「泌尿器科の検査は痛そう、恥ずかしそう」という不安を解消するために、当院での基本的な診察の流れをご紹介します。
私たちは、皆さんの「お話」と「痛くない検査」を何より大切にしています。
夜中に何度も起きることは、単に眠たいだけではなく、暗い室内での転倒・骨折のリスクを高めます。また、日中の頻尿による外出控えは、筋力の低下や社会的孤立を招くこともあります。「たかがトイレ」と侮ってはいけません。
近年、頻尿や夜間頻尿を改善するお薬は非常に進化しており、体質や原因に合わせた選択が可能です。生活習慣のちょっとした工夫(塩分を控える、夕方に足を上げてむくみを取るなど)を組み合わせるだけで、生活の質の工場が期待できます。
個人差はありますが、治療や生活習慣の見直しで、睡眠や外出の不安が軽くなることもあります。 一人で悩まず、まずは「相談」から始めてみませんか?皆さんの健やかな毎日を全力でサポートします。
次回予告
第3回は、中高年の男性からご相談いただくことの多い「前立腺肥大症」について詳しくお話しします。
「尿の勢いが以前と違う」「出すのに時間がかかるようになった」といった、年齢とともに現れる身体の変化。その原因や、日常生活で注意して欲しいこと、オシッコの快適さを取り戻すための治療法などをお伝えする予定です。
ご自身のことだけでなく、ご家族の様子が気になっている方にも役立つ内容ですので、ぜひお気軽にご一読ください。
診察を希望される場合、初めての方でも予約不要、紹介状不要ですので、下記の診療日に気軽にお越しください。診療日の体制は変更になる場合があるので、気になる方はお電話でご確認よろしくお願いいたします。
副院長・泌尿器科医師 石川 勉
福岡大学卒。岡山大学病院、岡山市民病院、津山中央病院等を経て石川病院に泌尿器科を開設。
日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
泌尿器ロボット支援手術プロクター認定(ロボット手術指導医)
| 診察時間 | 午前9:00 ~ 12:30 |
| 休診日 | 木曜午後・月曜・土曜・日曜・祝日 |
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |||||||
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