Infectious Disease Medicine
「熱がでる病気」の原因を見極め、
適切な治療を提供します。
感染症内科は臓器を限定せず全身を診て、感染症の診断・治療を行う診療科です。原因がわかれば多くの場合は回復できる——その原因究明を丁寧に行います。
担当医師からのメッセージ
感染症の歴史的背景
「感染症」とは、細菌・ウイルス・真菌・寄生虫などの病原体が体に入り込むことにより起こる病気です。古来より感染症は人々にとって身近で、死因の多くを占めていました。近代微生物学の確立により私たちは感染症の原因を知ることができ、治療も手に入れています。
現代の日本では、衛生状態の改善と抗菌薬の登場により感染症で命に関わることは昔より格段に少なくなりました。しかし2020年からのコロナ禍により、「感染症」「感染対策」を意識する機会が劇的に増えました。
感染症は、原因が判明すれば多くの場合は適切な治療で回復できる病気です。私たちは検査・画像・臨床所見を丁寧に組み合わせ、感染症の診断・治療にあたっています。感染症に関することでご心配なことがあれば、診察時にお気軽にご相談ください。
感染症内科の診療について
感染症内科は「熱がでる病気」「感染症が疑われる病気」の診断・治療を担当します。臓器を限定せず全身を横断的に診ることが特徴です。
原因不明の発熱の精査
「熱があって感染症が疑われるが原因がすぐはっきりしない」——そのような場合が感染症内科の主な出番です。病歴・身体所見・検査を統合して原因究明にあたります。
血液・検体培養の解釈
「血液の中から病原体が検出された」場合などに、培養結果を踏まえた適切な抗菌薬治療を行います。
他科・他院との連携
必要に応じて他の診療科や医療機関と連携しながら診断・治療を進めます。高度な専門的処置が必要な場合は適切な医療機関にご紹介します。
主な診療対象疾患
原因がすぐ判明しない発熱に対し、病歴・身体所見・検査を組み合わせて系統的に原因を調べます。
市中肺炎・COVID-19などの呼吸器感染症の診断・治療を行います。
膀胱炎・腎盂腎炎など。培養結果に基づいた抗菌薬の選択と適切な治療期間で管理します。
蜂窩織炎など皮膚・軟部組織の感染症の診断・治療を行います。
COVID-19の診療を担当しています。抗ウイルス薬の適応判断を含めて対応します。
性感染症(STI)の診療も担当しています。プライバシーに配慮して対応しますので、お気軽にご相談ください。
抗菌薬の適正使用への取り組み
抗菌薬は感染症治療に欠かせない薬ですが、不必要な使用や誤った使い方は薬剤耐性菌を生み出し、将来の感染症治療を困難にします。当科では培養検査の結果に基づいた適切な抗菌薬の選択・投与期間の最適化を心がけています。