石川病院 / 泌尿器科

Phimosis

包茎手術

排尿に支障がある、炎症を繰り返す、包皮を戻せなくなった。こうした場合の包茎手術は、病気の治療として保険が適用されます。当院では泌尿器科の保険診療として、診断から手術、その後の経過観察までを行っています。

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保険が適用される場合・されない場合

次のような症状でお困りの方は、病気としての治療の対象になる可能性があります。

包皮がむけず、亀頭を出せない排尿のときに包皮がふくらむ赤く腫れて痛む・膿が出る亀頭包皮炎を繰り返している包皮の先が硬く白っぽくなっているむいた包皮が戻せなくなった
保険が適用される場合
  • 真性包茎(包皮を翻転できず、排尿や清潔の保持に支障がある)
  • 嵌頓包茎(むいた包皮が戻らず、締めつけが生じている)
  • 亀頭包皮炎を繰り返している
  • 炎症のあとで包皮の入口が硬く狭くなっている(瘢痕性狭窄)
  • 包皮の狭さが原因で性交時に痛みや裂傷を生じる
保険が適用されない場合
  • 排尿や衛生上の支障がなく、外見上の理由のみで手術を希望される場合(仮性包茎の美容目的)

この場合は保険適用外(自由診療)となります。詳しくは07 美容目的の手術をお考えの方へをご覧ください。

保険が適用されるかどうかは、包皮の状態を実際に診察したうえでの医学的な判断になります。 ご自身がどちらに当たるかは、受診の際にご説明します。
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真性包茎とは

包皮の入口が狭く、亀頭を露出させることができない状態を真性包茎といいます。 包皮の内側は蒸れやすく、汚れ(恥垢)がたまって細菌が繁殖しやすいため、 亀頭包皮炎を繰り返す原因になります。炎症が治るときに包皮の入口が瘢痕として硬くなり、 さらに狭くなるという悪循環に陥ることもあります。

排尿のときに包皮がふくらむ、尿が飛び散る、清潔を保ちにくい、性交時に痛みや裂傷を生じるといった 支障があれば、治療の対象になります。

お子さんの包茎について

乳幼児の包皮はもともと亀頭とくっついており、ほとんどのお子さんが包茎の状態で生まれてきます。 成長とともに自然に剥離が進み、多くは思春期までに翻転できるようになります。 そのため、小児期の包茎はすぐに手術が必要になるものではありません。 ただし、包皮の先が極端に狭くて排尿時に大きくふくらむ場合や、 亀頭包皮炎を繰り返す場合には治療の対象になります。 無理に剥こうとすると傷ができ、かえって狭くなることがありますので、 気になる場合はご相談ください。

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嵌頓包茎(早めの受診が必要な状態)

早めの受診をお願いします

狭い包皮を無理に翻転したあと、元に戻せなくなった状態を嵌頓包茎といいます。 狭くなった包皮の輪が締めつけとなって血液やリンパの流れが妨げられ、 亀頭と包皮がむくんで腫れ上がります。時間が経つほど腫れが強くなり、 さらに戻しにくくなるという悪循環になります。

腫れが軽いうちであれば、むくみを押し出しながら手で元に戻すことができます。 戻すことが難しい場合は、締めつけている部分を切開して開放する処置(背面切開術)を行い、 落ち着いてから改めて根本的な手術を検討します。

包皮を戻せなくなり、腫れや痛みが出ている場合は、様子をみずにご連絡ください。 診療時間内であれば泌尿器科(電話 0868-26-2188)へ。 夜間・休日の場合は救急医療機関を受診してください。
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手術の方法

包皮の状態と目的に応じて術式を選びます。いずれも局所麻酔で行います。

環状切除術

余っている包皮を輪の形に切除し、切り口を縫い合わせる方法です。 包皮の入口の狭さそのものを取り除くため、真性包茎に対する根本的な手術になります。 縫合には時間が経つと自然に溶ける糸を用いるのが一般的です。

背面切開術

包皮の背側を縦に切開して締めつけを解除する方法です。 嵌頓包茎で腫れが強く、まず血流を確保する必要がある場合などに行います。 腫れが落ち着いたあとで、改めて環状切除術を検討することがあります。

麻酔について

局所麻酔で行います。麻酔の注射をするときにしみるような痛みがありますが、 効いてからは手術中の痛みはほとんどありません。手術後は痛み止めをお渡しします。

受診から手術までの流れ

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    受診・診察

    包皮の状態を確認し、保険適用となる状態かどうか、どの術式が適しているかをご説明します。

  2. 2
    手術前の確認

    持病や内服中のお薬、血液をさらさらにする薬の有無などを確認します。必要に応じて血液検査を行います。

  3. 3
    手術(局所麻酔)

    包皮の状態に応じた術式で行います。

  4. 4
    術後の経過観察

    創部の治り具合、腫れや出血の有無を外来で確認します。抜糸が必要な場合はその時期もご案内します。

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リスク・合併症

比較的行われることの多い手術ですが、次のような合併症が起こる可能性があります。 手術前に担当医から改めて説明を行い、ご納得いただいたうえで実施します。

出血・血腫

手術中・手術後に出血したり、皮膚の下に血がたまったりすることがあります。程度によっては圧迫や追加の処置が必要になります。

腫れ・痛み

手術後しばらく腫れが続きます。痛みは痛み止めで対応します。腫れが引くまでには時間がかかります。

感染

創部に細菌感染が起こることがあります。抗菌薬で治療します。清潔を保っていただくことが予防になります。

創部が開く(哆開)

縫い合わせた部分が開いてしまうことがあります。程度により、経過をみるか縫い直すかを判断します。

瘢痕・引きつれ

傷あとが硬くなったり、引きつれたりすることがあります。まれに修正の手術が必要になります。

知覚の変化

手術した部分の感覚が一時的に変化することがあります。多くは時間の経過とともに落ち着きます。

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費用について

真性包茎・嵌頓包茎・繰り返す亀頭包皮炎など、病気の治療として行う手術は公的医療保険の適用となります。 窓口でお支払いいただく金額は、年齢や所得に応じた自己負担割合により異なります。

個別の費用の目安は、術式や加入されている保険により異なります。 医事課(電話 0868-26-2188)へお問い合わせください。
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美容目的の手術をお考えの方へ

排尿や衛生上の支障がなく、外見上の理由のみで手術をご希望の場合(仮性包茎の美容目的)は、 公的医療保険の適用外となり、自由診療となります。

当院は泌尿器科の保険診療として、病気の治療を目的とした手術を行っています。 ご自身の状態が保険適用の対象になるかどうかは、外見だけでは判断できません。 「美容目的だから病院では診てもらえない」と思われている方の中にも、 診察してみると亀頭包皮炎を繰り返していたり、包皮の入口が狭くなっていたりして、 治療の対象となる方がおられます。

まずは受診いただき、状態を確認したうえで、保険診療の対象となるか、 自由診療となるかをご説明します。費用についてもその際にお伝えします。

お問い合わせ・ご相談は泌尿器科(電話 0868-26-2188)へ。 受診にあたって紹介状は必須ではありません。
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よくあるご質問

Q

包茎手術は保険がきくのですか。

A

病気として治療が必要な場合には保険が適用されます。真性包茎、嵌頓包茎、亀頭包皮炎を繰り返している場合、包皮の入口が炎症のあとで硬く狭くなっている場合などが対象です。一方、日常生活や排尿に支障がなく、外見上の理由だけで手術を希望される場合は保険適用外(自由診療)となります。診察のうえ、どちらに当たるかをご説明します。

Q

美容外科と病院とで、手術に違いはありますか。

A

当院は泌尿器科の保険診療として、病気の治療を目的に手術を行っています。診断・手術・術後の経過観察を同じ泌尿器科の医師が担当し、合併症が起きた場合も当院で対応します。仕上がりの見た目を主目的とした手術は行っていません。目的がどちらに当たるかは、診察の際に率直にお話しいただければと思います。

Q

入院は必要ですか。麻酔は痛いですか。

A

局所麻酔で行います。麻酔の注射のときにしみるような痛みがありますが、麻酔が効いてからは手術中の痛みはほとんどありません。手術後は痛み止めをお渡しします。入院の要否は術式やお身体の状態によって異なりますので、診察の際にご説明します。

Q

子どもの包茎も手術が必要ですか。

A

多くの場合、すぐに手術が必要になることはありません。乳幼児の包皮は生まれつき亀頭とくっついており、成長とともに自然にむけるようになっていきます。ただし、包皮の先が極端に狭くて排尿のときに風船のようにふくらむ、亀頭包皮炎を繰り返す、といった場合は治療の対象になります。まずはご相談ください。

Q

包皮を戻せなくなり、腫れてきました。

A

嵌頓包茎の可能性があります。締めつけによって血液の流れが妨げられている状態で、時間が経つほど腫れが強くなり、元に戻すことが難しくなります。様子をみずに、診療時間内であれば泌尿器科へご連絡ください。夜間・休日の場合は救急医療機関を受診してください。

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外来のご案内・お問い合わせ

泌尿器科の診療日・担当医は、外来担当医表をご確認ください。 初めて受診される方は、健康保険証(またはマイナ保険証)と、 服用中のお薬がわかるもの(お薬手帳)をお持ちください。紹介状は必須ではありません。

お問い合わせ

医療法人東浩会 石川病院(代表)

0868-26-2188

〒708-0841 岡山県津山市川崎554-5

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